汎用USB-IOをFC5で使うためには開発環境を作成し公開しているソースを自分なりに修正してコンパイルする必要があります。
コンパイルするためには開発ツールとlibusb用の開発ファイルが必要です。
そのため、インストール時に開発ツールを選択しておきます。
インストールができたらlibusbを使うための設定をします。
GNOMEを使っている場合はアプリケーションの「Add/Remove Softwear」を選択しパッケージマネージャを起動します。
Listを選択するなどして一覧を表示させます。
その中でlibusb-devel - 0.1.11-2.i386 - Libusb用の開発ファイルにチェックをつけて適用させます。
環境やUPDATEの状態でバージョンは変わるかも知れません。
これで開発環境は出来ました。
自分の場合はインストール時にLibusb用の開発ファイルも指定しましたが、後でも先でも大丈夫だと思います。
しかし、バージョンが違うとコンパイルが出来ても動かせないので良く確認しましょう。
パッケージマネージャのListで確認するとlibusbとlibusb-develがあると思います。
libusbのバージョンとlibusb-develのバージョンが同じになるようにします。
次はコンパイルの手順です。
コマンドライン端末を起動し、ソースのあるフォルダーに移動します。
ソースをコンパイルします。
cc -o usbio_test usbio_test.c -lusb
と入力すればコンパイルできるはずです。
(ソースファイル名、オブジェクトファイル名は読み替えてください)
インクルードファイルやライブラリの場所が違う場合は
usb.hなどを検索しフォルダーを確認します。
フォルダーを指定してコンパイルしてみてください。
cc -o usbio_test usbio_test.c -I/usr/include/ -L/usr/lib/ -lusb
次は実行です。
./usbio_test
最初の./はカレントフォルダーを示します、これが無いと実行ファイルがあるフォルダーで起動をかけても動きません、この辺はWindowと違うところですね。
もし、root権限がないユーザーで上手く動かない場合はsuでルート権限にして実行してください。
ルート権限が無いと動かせないのは現在調査中です、すみません。
カーネルの再構築とかは必要ないので比較的簡単に出来るのではと思います。
特殊なことはしていないのでおそらくバージョンが変わってもコンパイルしなおせば動くのではと思います。
色々教えていただいたくまさんのおかげでFC5で汎用USB-IO、USB-Anが使えるようになりました。
いまだに詳しいことはほとんど分かっていません、くまさんのHP「熊の巣」でFC4,FC5でUSB-Anを使っている記事があります、いろんな事が詳しく説明されてありますので参考になると思います。
最後に、ここで公開しているソース等は自由に使っていただいて結構ですが、自己責任でお願いします。
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